秋の養生法
古典医学書「黄帝内径(コウテイダイケイ)」には四季の過ごし方が書いてあります。秋の過ごし方を紹介いたしましょう。
秋は万物が成熟して、実を結び収穫の季節です。天の気が涼しくなり、風が強く急となり、体も冷えてきますね。秋は「収」を思い浮かべてみてください。外に出すのではなく、『収』です。
秋は鶏のように日が暮れれば眠り、夜明けと共に起きる。
精神もあれこれ考えないで、過度な過激な運動を避ける。
夏の間は毛穴が開いて、皮膚呼吸が盛んに行われるが、秋になると毛穴が閉まって
皮膚呼吸が減少する。そうなると影響を受けるのは鼻粘膜や気管支や肺が痛みやすい。肩、背中を気をつけて冷えないようにしましょう。油断をすると、喉が乾燥してたり、痰が出やすくなって、悪寒がして熱が出たり下がったり。。。
朝起きたら深呼吸を10回くらい、ゆっくり。
食べ物は辛いもの、唐辛子、山椒、わさび、ニンニク、ネギ、玉ねぎ、大根
梨や銀杏(大人は6−10、子供は1−3個まで)がよいです。
梨や銀杏はちょうど今食べ頃ですね。自然界は必要な時に必要なものを準備してくれる私たちの健康の強い味方なんですよね。