陽の気、陰の気とはいったい何?
世の中のことは、全てに陰陽があります。
陽:天、火、昼、春と夏、男性、表面、上部、熱、軽い、浮上、乾燥、興奮、辛い
陰:地、水、夜、秋と冬、女性、内面、下部、寒、重い、沈下、湿潤、抑制、苦い
などなど、わかりやすいですかね。
東洋医学では人の体の『陰陽のバランス』を整えます。どちらかが強すぎても
調子が悪くなるからです。
太陽が昇り、陽を浴びると陽の気が多くなり、活動的になります。そして夜は暗くなり涼しくなり、陰の気が多くなるので体を休めて寝ようと、眠気が起きます。
だから陰の気が不足すると不眠症になるのです。1日のサイクルで陰陽の気のバランスがよく整っていると、日中は元気に活動して、夜はぐっすり眠れるということです。
私は夜は暗くしないと眠れません。静かでないと眠れません。朝は時計がなくても
陽が昇ると自然と目が覚めます。これが健康的ということです。
中国では季節の変わり目である『夏至』『冬至』には特に体に気をつけます。
中医師に体を診てもらって、漢方で予防するとか、あん摩やかっさをやるとか
自分で予防します。食べるものにも気を使い、冷たい飲み物とか飲みません。
食養生についても、いずれお話したいと思います。
ここでお伝えしたいのは、気には陰陽があって、
それのバランスをとれてこそ、元気を保てるということです。